イベント出店を検討する際に、皆さんこんな疑問はないでしょうか。
イベントに使うためにどんなテントを購入すればいいの?(もしくはレンタル)
そんなお悩みに対して出店時に後悔がないよう、各イベントに適したベストなイベントテントの選び方を本記事ではご紹介します。
あなたのご希望の用途に適したテントが見つかるよう、イベントテントを販売している我々が、出来るだけわかりやすくご説明します。
この記事では、テントの種類ごとに
- 特徴
- 組み立て方
- 適切なイベント
その3つの要素に絞ってご紹介します。
この記事では、テントの種類ごとに
記事を読み終えると、今後はどのようなテントで出店するかで悩むことなく、スムーズに出店することができます。
そもそも「イベント用のテント」って何?
どんな時に使うテント?
イベント、と言っても屋内でするもの、屋外でするものがあります。
この記事でご紹介しますのは「屋外のイベントで使用するテント」の種類です。
屋外のイベントは大規模なフェスから小規模なマルシェや運動会まで、規模感がそれぞれ違います。
ですが、規模は違えど屋外では必ずと言っていいほど使用されるのが「イベント用のテント」なのです。
キャンプ用のテントとの違い
キャンプ用のテントと比較すると、大型でより頑丈な設計になっていることが多く、主に休憩所や店舗の代わりを目的として使用されます。
イベント用のテントと言っても、商品名が統一されているわけではなく、
- 「集会用テント」
- 「ワンタッチテント」
- 「業務用テント」
- 「イベントテント」
など様々な呼び方があります。
どんな場所で使えるの?
地面であれば、アスファルト、コンクリート、芝生など地面の状態を問わずどのような場所でも設営・設置ができます。
傾斜がついた場所でも設置は可能ですが、傾いて危険です。
設営場所の確認や重りによる固定は必須なので要注意です。
どんな大きさなの?
イベントテントはサイズは様々です。
日本従来の規格である「1間(いっけん、と読みます)=1.8m」区分のテント
ヨーロッパなど海外規格で多い「3×3m(四角形)や3×6m(長方形)」区分のテント
運動会で良く見かけるのは「2間×3間(3.6×5.4m)」サイズです。
マルシェイベントでは2×2mなど小さいサイズのものを使用していることが多いようです。
常設はできる?
結論、どの種類のイベントテントでも”たてっぱなし”をお勧めすることはできません。
今回ご紹介するテントは全て「仮設」する為に設計されたものです。
風で傾いたり飛ばされたりする可能性もありますので、連日のイベントでも撤去することを推奨します。
それが難しい場合でも、幕を外す、折りたためる場合は折りたたむ、など安全を考慮した使用方法が求められます。
折角の出店で事故を起こしてしまう、などにならないよう気配りすることも大事です。
運動会テントと言えばコレ!“組み立て式パイプテント”
組み立て式パイプテントって?
組み立て式パイプテントとは、運動会の日除けに使われていることが多い組み立て式の仮設テントの種類を指します。
イベント用として使用されている仮設テントとしては、国内で最も歴史が古く普及率もNo.1です。
組み立て方は?
金属製のパイプを組み合わせて幕を被せ、それぞれの支柱を人力で持ち上げて設営します。
- 設営方法:
①パイプを組み合わせる
②幕を取り付ける。
③支柱に1本に対し1人を配置し、一斉に持ち上げる
サイズにもよりますが4本脚であることが多いので、設営には4人は必要です。
- 設営に必要な人数:4人
最近は2名でも設営できる製品も出てきました。
また、パーツ毎に分割することができますがそれなりの重量になります。
どんなイベントに適してる?
屋外物産展や慶弔の受付所など、色んなイベントで見ることができます。
また、レンタル用のイベントテントと言えばこの組み立て式パイプテントであることが多いです。
今回紹介するテントの中で比較すると頑丈ですが、組み立てにはコツが必要で、設営時の人数が最も必要です。
イベントの新定番“業務用ワンタッチテント”
業務用ワンタッチテントって?
出店者のテント持ち込みができる屋外イベントで、ここ数年必ずと言っていいほど見るようになったジャバラ式のイベントテントです。
30年前にアメリカで誕生したこの仮設のテントは、設営時に2名で簡単に開閉でき、女性でも組み立てやすい丈夫なテントです。
組み立て式パイプテントに比べてカラーラインナップが多く、弊社ではこのテントを主に扱っています。
組み立て方は?
組み立て式パイプテントと違い、既に組み上がったフレームを左右から引っ張るとすぐにテント形状になります。
- 設営方法:
①天幕をフレームに取り付ける。
②両サイドからフレームをひろげて行く。
③支柱を上げれば完成。
※天幕を取り付けたままであれば、2回目以降は①は省くことができます。
- 設営に必要な人数:2人
さらに天幕も被せたままでも収納できたり、脚に高さの段階調整機能がついている商品が多いです。
ただ、フレームは組み上がった状態のため、保管や運搬にはある程度のスペースを取ります。
どんなイベントに適してる?
屋外イベントであればどんなイベントにも適しています。
簡単に設営できることから、地域によって高齢化が進んでいる町内会の運動会や夏祭りなどでも見かけるようになってきました。
設営の簡便性・見栄え・耐久性のバランスが最もとれており、個人よりも企業の出店に最適です。
設営の簡便性・見栄え・耐久性のバランスが最も取れており、個人よりも企業や団体の出店に最適です。
安価でお手軽“タープテント”
タープテントって?
こちらもジャバラ式のテントとなります。
本来はイベント向けのテントではなく、家庭用アウトドア商品としてホームセンターやネットショッピングで爆発的に普及しているタイプです。
今回紹介するテントの中では最も安価です。
組み立て方は?
業務用ワンタッチテントと同様に、2名で左右から引っ張るだけで組み立てられます。
- 設営方法:
①天幕をフレームに取り付ける。
②両サイドからフレームをひろげて行く。
③支柱を上げれば完成。
※天幕を取り付けたままであれば、2回目以降は①は省くことができます。
- 設営に必要な人数:1~2人
※1人で設営できるタイプも存在します。
先に紹介した業務用ワンタッチテントより軽く、収納サイズも小さくよりコンパクトです。
どんなイベントに適してる?
海辺のイベントやBBQでのレジャー使用を想定して各社販売しておりますが、マルシェイベント(手作り市イベント)でも多く見かけます。
安価で個人でも手に入りやすく、サイズも2×2mなど小さいものが多いので、そのままマルシェイベントのスペース区分になっていることもあるくらいです。
携帯性は抜群ですが風や雨天の影響を受けやすく、軽量ですがフレームも業務用より細く、比較して破損しやすくなってしまいます。
安い・簡便・コンパクト!の三拍子。ただイベントテントとしては壊れやすいのがデメリット。
これから普及?“インフレータブルテント”
インフレータブルテントって?
こちらは空気を注入して膨らます『エアテント』のことを指します。
屋外イベントでも少しずつ見かけるようになってきました。
未だ珍しく訴求効果(目立ちやすさ)が非常に高いので、規模の大きな企業の採用が殆どです。
アウトドア業界でも空気を使って組み立てるキャンプテントが増えてきました。
組み立て方は?
ブロワーで空気を入れて膨らますため、サイズにもよりますが地面に広げて空気を入れだしてから数分で設営することができます。
空気注入中に人の手で補助も必要ですが、やはり簡単です。
- 設営方法:
①幕を地面にひろげる。
②空気を注入する。
③補助しながら立ち上がるのを待つ。
- 設営に必要な人数:1~2人
イベント終了後、空気を抜いて小さく畳むのはコツが必要ですので注意してください。
また、空気を入れるブロワーを動かすための電源を確保する必要があります。
どんなイベントに適してる?
出店時の訴求効果・簡便性から考えていいとこだらけです。
ただし、電源の確保や風の影響を考えた設営・管理も必要になってきます。
イベントだけではなく、withコロナ時代の現在は医療用テントとして活躍しだしているので、今後は目にする機会も増えていくと思います。
コストが高いことと電源に気を使うことがあるが、イベント中の認知度は抜群で設営も簡単。
まとめ“イベントから使用するテントの種類を考えよう”
イベントにより出店規定(小間サイズ、のぼりやPOPなど)や環境(地面の状態や駐車場からの距離)が異なります。
イベントの情報と各テントの特徴を踏まえて検討する必要があります。
最後に一覧にしてまとめると以下の通りです。
テントの種類まとめ
- 組み立て式パイプテント:組み立てにはコツがいるが、レンタルしやすくどんなイベントにもあう。
- 業務用ワンタッチテント:組み立ての楽さ、丈夫さ、といった点で最もバランスがとれている。
- タープテント:安価で設営も簡単だが、小さいサイズしかなく耐久性は比較すると低い。
- インフレータブルテント:高価だが目立ちやすく、設営には電源が必要。
また、出店者様の人数や什器、出店内容も重要と言えます。
冒頭でも述べたように、各テントの特徴を把握し、出店時に後悔する事のないように、本記事をお役立てください。