
SHINANO TENT(シナノテント)は京都市にあるイベント用テントメーカーです。
サーキットやモータースポーツで多くの実績を積み、PR力と耐久性に優れたテント・イベント用品を提供しています。
昨今は、夏の期間が長くなり、また夏日や猛暑日と言われる日も多くなっています。
それに伴い、熱中症の対策が必要な日も増え、日々危険と隣合わせと皆様実感されているかと思います。
そんな厳しい気候の中でも屋外イベントを安全に楽しめるよう、テントを使ったリスクの下げ方をご紹介します。
この記事は以下のような人におすすめです
- 手軽に日除けができる製品を探している
- 毎年使っても長持ちするテントを探している
- 大人数をカバーできるテントを探している
大小様々なテントやタープ製品がありますが、イベントテントは特に簡単に設置できる・頑丈な造り・大人数に対応しているという特徴があります。
夏季に開催される屋外イベントに最適といえます。
この記事では、熱中症リスクの回避に焦点を当てたイベントテントの使い方をご説明します。
夏の大敵、熱中症について
熱中症とは?
外部の気温によって、体調を崩してしまう症状の一つが熱中症と言われています。
特に、晴天時の屋外は直射日光を浴びることによって体温調節がうまく機能しなくなることがあります。
具体的な症状はこのようになります。
- 疲労感や倦怠感
- めまいや立ちくらみ
- (酷いときは)頭痛・吐き気・失神など
特に日光に起因する熱中症は日射病と呼ばれます。
熱中症対策とは?
熱中症が起こる要因として、
- 気温、日差し、湿度などの環境による要因
- 年齢や持病、体調、栄養状態などのからだによる要因
- 激しい運動や水分不足、屋外滞在などの行動による要因
これらの要因により、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れ身体に熱が溜まり、熱中症を引き起こす可能性があります。
それでは、イベント運営者側としての対策はどうでしょうか?
ミストの設置や、十分な注意喚起など、色々と考えられると思いますが、最も簡単で効果があるのは日除けできる場所の設置ではないでしょうか?
環境省「熱中症予防情報サイト」(参照:2024.10.29)
テントを使った“日除け”で熱中症対策

最初に触れた通り、イベントテントには以下の3つの特徴があります。
- 簡単に設置ができる
- 業務用に耐える頑丈な造り
- 大人数に対応したサイズラインナップ
この3つの特徴を最大限に活用して、イベント会場に簡単に日除けスペースを設置することが可能です。
日陰確保の重要性とテントの役割
直射日光を防げる日除けができるスペースの確保は非常に重要です。
日光から生地を1枚隔てるだけでも、体感温度を下げたりや日焼け防止にも大きな効果があります。
日陰の効果:直射日光を遮ることで、体感温度を大幅に下げることができます。特に屋外イベントでは、テントによる日陰の確保が最も基本的で効果的な対策となります。適切に設置されたテントは、体感温度を大幅に下げる効果が期待できます。
多目的な活用:イベントテントは、スタッフの休憩スペースとしてだけでなく、機材保管や緊急時の救護場所としても活用できる万能なツールです。計画的に配置することで、運営効率も向上します。
環境にあったテント選び
ご使用いただく環境や使用頻度、求める強度によって適切なイベントテントが異なります。
それぞれにあった、おすすめのイベントテントをご紹介します。
当店のイベントテント”クイックルーフ”はどのフレームにおいても、天幕への「名入れ・ロゴプリントもしくは全面フルカラープリント」が可能です。
お手軽に使用できるスタンダーモデル:NOVA(ノバ)

マルシェやフリーマーケット、夏祭りなどの期間限定イベントでの使用や、ご家庭・店舗敷地内でのちょっとした日よけとして、小スペースで低頻度の利用に特に適しています。
スチールフレームを採用しているため比較的軽量で、持ち運びがしやすいのが特長です。また、保管時も場所を取らず、省スペースで済みます。
ただし、このテントは肉厚なアルミフレーム(TOUGH、PLUSシリーズなど)と比較すると、フレーム強度がやや劣ります。また、経年によるサビが発生する可能性もあります。そのため、頻繁に設営・撤収を繰り返すような高頻度でのご使用や、移動が多い用途にはあまり向いていません。
丈夫なプロユースモデル:TOUGH(タフ)

大規模なイベントで多くの来場者が予想される出店や、年間を通して複数回・高頻度でのご使用が見込まれる場合に特におすすめです。
肉厚なアルミフレームを採用しているため、強度と耐候性に優れ、サビにも強いのが特長です。また、豊富なサイズバリエーションがあるため、様々な環境でご使用いただけます。熱中症対策として有効な横幕や半幕も簡単に取り付けられ、イベント会場で高いパフォーマンスを発揮します。
だし、その堅牢さゆえに重量が重くなるため、イベントの参加人数が少ない場合は設営や撤収が難しくなる可能性があります。また、低頻度での使用や移動が少ない用途の場合、このテントはオーバースペックになることもご留意ください。
カスタマイズ性の高い上級モデル:PLUS(プラス)

イベントで高い集客と強力なブランディング効果を狙いたい場合、例えばプロスポーツチームのレース出場時や大手メーカーの大規模な物販ブースなどに特におすすめです。
TOUGHシリーズと同等の豊富なサイズバリエーション、強度、耐候性を持ち合わせているだけでなく、溝付き六角フレーム構造が特長です。これにより、ロック機能付きのオプション品(ビームなど)を自由に取り付けられるため、非常に高いカスタマイズ性を誇ります。
また、市販の扇風機やスポットクーラーなども設置しやすく、季節に応じた快適な空間づくりを容易に行えるため、来場者にとって魅力的なブース演出が可能です。
遮熱性・通気性に優れたテント選びのポイント
遮熱機能を重視:シルバーコーティングや遮熱効果付きの生地を選ぶことで、テント内の温度上昇を効果的に抑制できます。特に白色や銀色の屋根材は、太陽光の反射率が高くおすすめです。
当店では、イベントテントの上にさらにかぶせることで遮熱効果を上げることができる「遮熱カバー」も販売しています。


通気性の確保:日陰を増やすために横幕も効果的です。日光が差し込む方向に設置することでテント内への強い日光が入ってくるのを防ぐことができます。また、さらに開閉可能な窓加工を横幕に施すことでさらに利便性高く、通気性を確保することができます。

テントの熱中症対策活用例
学校や町内の運動会イベント
運動会や体育祭では、参加者の待機場所や敬老席、応急処置の場所として大変重要な役割を持ちます。
専門業者にパイプテントのレンタル及び設置を頼んでいた学校も、最近はワンタッチテントに移行していると実感しています。
業者レンタルの場合は、テント保管の心配が不要というメリットがありますが、デザインができないことや毎年の予算面に負担がかかるのがネックのようです。
物販ブースやマルシェ
屋外イベントでの物販ブースやマルシェでは、テントは人と商品を守る役割を持ちます。
販売者は長時間同じ場所に留まることになり、屋根がない場所での作業は熱中症のリスクが大幅に上がります。
また、飲食物の販売は日光により商品のダメージをが起こります。
建築現場などの屋外作業時
建築現場の休憩場所としても設置されることが増えてきています。
現場毎に手軽に設営することができ、喫煙場所としてもご活用いただいております。
まとめ

ニュースで異常気象という言葉を頻繁に見かけるようになりました。
弊社のある関西では、1年の半分は半袖なのではないかと思うほどです。
屋外で働く従業員がいる企業や、屋外イベントの主催者の方は、そういった情報を基に積極的な熱中症リスクマネジメントを行うことをオススメします。
是非、その方法の一つとしてテントのご活用を検討ください。