「イベントテントの幕にロゴや文字をデザインしたい……、でもどこから考えたらいいの?」と、悩んでませんか?
今回は、そんなお悩みを抱えた方に向けた「テントのデザイン」についての記事となります。
この記事は以下の悩みがある方におすすめです!
- テントにオリジナルロゴやデザインを入れたい…
- テントへのデザインってどう考えばいいの?
- かっこ悪くして失敗したくないな……
この記事のポイントを押さえつつテントへのデザインを考えることで、「見栄えの良いイベントテント」を作れるようになります。
イベントテントは出店時に店舗の代わりとなるものです。
会場内でテント外観の印象で認知されることも重要なPR方法といえますよね。
それでは、ぜひご確認ください。
イベントテントへのデザインをでおさえるべきポイント
いざテントにデザインを施そうと思ったときに、「何を考えるべきか」を最初に知っておくとスムーズです。
それではイベントテントのデザインを作るために、考えるべき要素を挙げてみます。
ざっくりですがこれらをおさえることが大切です。
これらの「4つのポイント」を下記にて詳しく解説していきます。
①ベースカラーを決めよう
ここで言うベースカラーとは「生地の色」のことです。
イベントで使用できるテントは大小様々で色もバリエーションがあります。
店舗のイメージに合わせてベースカラーを決めることが重要です。
ベースカラーからテントデザインは始まる
生地の色はテント(店舗)の印象を決め、会場での差別化もしやすいです。
真っ白ばかりのテントが立ち並ぶなかで、オレンジ色のテントが1台だけなら目立ちます。
逆にカラフルな色とりどりのテント群の中で黒や濃い青はシックで差別化しやすくなりますよね。
会場の状況ごとに変える、なんていうのも面白いかもしれません。
それだけ「ベースカラー」は重要です。
ベースカラーのイメージと展示するものとのギャップがないか等、店舗全体の完成イメージを想像した上でベースカラーを決めましょう。
オリジナルカラーのテントにこだわるなら……
ラインナップにないような生地の色でこだわりの詰まったテントにしたい!という方もいるかと思います。
その場合は既製品ではなく、テント幕をオーダーメイドをすることも可能です。
カラーラインナップにないからできない…と諦めず、購入予定のテントメーカーにオーダーメイドできるかの確認をしてみましょう。
②プリント内容を決める
ベースカラーが決まったら「プリントの内容」を決めていきます。
シンプルに店名など文字だけなのか、それとも店舗ロゴがあればそれを入れるのか?などです。
プリント内容を検討する上で避けて通れないのが「文字の色(ロゴの色)」です。
黒1色、赤1色など「単色」にするか、たくさんの色を使って「フルカラー」にするかでコストも変わりますので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
単色でのプリントについて
単色でプリントする際は「黒」や「白」で行うのがベターです。
白や黄色のベースカラーの天幕にプリントする場合は「黒」で、それ以外の天幕には「白」でプリントすることが多いです。
「黒」1色でプリントするのは目立たない?と聞かれることもありますが、適正なサイズでプリントすれば十分に目立つことができます。
また、大きなメリットとして「フルカラー」と比較すると「単色」の方が安いパターンが多いことが挙げられます。
業者によってそれぞれですが、基本的にはカラー以外が同じプリント内容であれば、「単色」が「フルカラー」よりも高くなるということはあまりありません。
フルカラーでのプリントについて
前の項目でさらっと登場しましたが、自由な色使いでロゴや店名などをプリントすることを、我々は「フルカラープリント」と呼んでいます。
単色と違い、色数に制限されることなく、色彩豊かなオリジナルのロゴを再現してプリントできることが最大の特徴です。
デメリットは「単色でのプリント」と比較してコストが高くなりがちということです。
PRしたいけどコストも気になる……という方は最初にしっかりと見積もりをとっておきましょう。
ロゴマークなどをプリントする際、テント業者にロゴデータの支給をお願いされることが多くあります。
実際にロゴマークなどのプリントを希望する場合は、手持ちのデータを確認しておきましょう。
「.ai」や「.pdf」が望ましく、「.jpg」などの画像データだとそのままプリントできず、別途データ作成料が掛かる場合がありますのでご注意ください。
③プリントを入れる箇所やサイズを決めよう
イベントテント天幕へのプリント箇所は、業者との打ち合わせの段階で必ず聞かれます。
生地の部分なら基本どこにでもプリント加工できますが、先にプリント箇所の想定をしておくとスムーズです。
プリントを入れる箇所、それは「勾配面」&「タレ面」!
テント業者は「勾配面」に入れるのか、「タレ面」に入れるのかを聞いてくることがあります。
その場合「勾配面」とはテント設営時に見上げた三角や台形、「タレ面」は勾配面底部から地面に向かって文字通り”垂れている面”のことです。
いずれも視認性への役割が違います。
「勾配面」だけプリントしていてもテントのすぐそばを歩く人には見えづらいので、「タレ面」へのプリントは”視認の死角”をカバーできます。
上記の理由から、「勾配面」「タレ面」はセットでプリントしてもらうことがオススメです。
プリントの箇所数について
「勾配面」「タレ面」というプリント箇所については理解していただけたと思います。
次は「何ヶ所にプリントするか」です。
イベントテントの多くが前後左右4面あって、全ての面にプリントすることも可能です。
しかし、プリント箇所を増やせば増やすほど、コストも上がってしまいます。
全面へのプリントをしておけば目立つと思われがちですが、設営場所によって来場者には全く見えず、ということもあります。
出店頻度の高いイベントの会場の様子などを踏まえ、適切なプリント箇所数を検討しましょう。
プリントサイズについて
続いては「プリントサイズ」です。
プリントサイズも具体的なイメージを持って検討しましょう。
小さすぎても目立たないですし、大きすぎると天幕の余白とのバランスが悪くなりますので、大きければ大きいほど良いというわけでもありません。
テント業者にプリントした場合のイメージ図を先に見せてもらえるかを確認してみましょう。
ロゴを置いた際に適切なサイズになるようにバランスを見て調整をしてもらえますよ。
また、プリント完成イメージをできるだけ具体的に掴むのが失敗しないコツです。
また、プリントに掛かるコストはプリントサイズの大きさでも左右されることが多いです。
サイズとコストのバランスも見つつ、プリントサイズを決めていきましょう。
大きいプリントや多数の箇所にプリントしたい場合
いくらコストが掛かってもいいからとことんこだわりたい!という方は「フルデザイン天幕」という方法もあります。
ここではテント天幕の全面にデザインができる天幕タイプを指します。
名称は業者によって異なる場合がありますが、「全面への昇華転写プリント」と言えば通じます。
天幕自体の価格は高くなりますが、どんなサイズ・どんな色、どんな箇所数でプリントしても料金は一律という製品になります。
もし、複雑なデザインを希望する場合は一度テント業者に問い合わせてみてください。
④予算や納期について
内容も決まって、いざテント業者に問い合わせをした時に、以下の2つのポイントでつまづくことがあります。
という点です。
どちらもありがちですが非常に重要なポイントで、我々のようなテント業者もお問い合わせの段階から意識してヒアリングしています。
ここで大事なのは問い合わせ前の心構えです。
業者の見積もりや納期は業者次第ですが、「予算」や「必要な日程」は依頼者であるユーザー側が把握しているものです。
「こだわりたいけど出せてこれくらい」などの「予算感」。
「絶対にこの日までには間に合わせたい」のような「納期感」。
これらは最初に伝えておくと、やり取りがぐっとスムーズになります。
逆にこれだけの予算でどれくらいできるか、間に合うのかどうか、というポイントをテント業者に思い切って相談するのもアリですよ。
予算内に納めつつ、使用時には間に合うよう、余裕をもって検討してみましょう。
イベントテントにプリントするなら、のまとめ
この記事では「イベントテントへプリントする場合の4つのポイント」について解説しました。
内容をおさらいしていきます。
- ベースカラー(生地色)
- 文字を入れるか?ロゴを入れるか?というプリント内容
- どこにプリントを入れたいのか?どれだけプリントを入れるか?(プリント場所と箇所数)とプリントサイズをどうするか?
- プリントの予算(コスト)や納期(納品のタイミング)
この4つのポイントを、製作を依頼する業者に伝えるだけで業者との打ち合わせはかなりスムーズになると思います。
具体的な比較・検討の前に、①②④だけでもお問い合わせの段階で分かれば、まずは在庫や納期から「できるかどうかの判断」が早くできますよ。
まだ検討中の項目があるならその旨も伝えておけば、業者のノウハウを生かした比較の提案も可能になります。
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