イベント時に突然の強風でテントが飛んでしまう前に!イベントテント用の強風対策のアイテムを紹介します。
- イベントテントが風で飛んだらどうしよう?
- 具体的にはどんな対策があるわけ?
- そもそもイベントテントが風で飛ぶことはあるの?
イベントテントの風対策って必要?
イベント会場では”マナー”になりつつある「風への対策」。
大前提として、イベントテントは「仮設の設置物」です。
風で飛んでいってしまう、ということは実は身近にあることなのです。
朝日新聞デジタルより
風はイベントテントを吹き飛ばす可能性がある
イベントテントご使用時は上記のことをしっかり認識していることが大切です。
気象庁によれば”やや強い風”は平均風速10以上~15未満(m/s)と指定されています。
「木の全体が揺れ始める」ぐらいの風です。
しかし、そんな風でもテントが吹き飛ばされてしまう可能性は十分に考えられます。
“やや強い風”、甘く見てはいけないのです。
テントが吹き飛んだらどうなるの?
実際の被害はどうでしょうか?
下記のような事案が考えられます。
- フレームや天幕の破損
- 吹き飛んだテントが物にぶつかって破損させてしまう
- 吹き飛んだテントが人にぶつかって”怪我や死亡事故”に繋がる
イベントテントは重量があるからこその危険もあることを踏まえると、人身事故を起越してしまった場合を想像するとゾッとします。
それを防ぐためには最大限の「風対策」が必要であることはわかっていただけたと思います。
イベントテント設営時の具体的な風対策
具体的な対策を3つご紹介します。
1.脚に重りをセットする

テント用重り
テントの脚に対して重りを固定していく方法です。単純ですが、分かりやすく効果も高いです。
「テントの支柱1本に対し20kgの重りを一つずつ」取り付ければ、「80kgの荷重」がテントに掛かっていることになります。
重り自体をテントとともに運搬する必要がありますが、
見た目としても安心感のある固定方法です。
2.地面にペグやベルト(ロープ)固定

タイダウンベルト
地面に杭を刺し、ロープやベルトで固定する方法です。
イベントテントにはロープではなく、荷締め用のタイダウンベルトを用いて繋げていることもよく見かけます。
手軽に持ち運べますが、しっかり効果を出すには玄人向けです。
また、アスファルトには刺せないというデメリットもあります。
3.緊急時には「テントを畳む」
こちらは「飛んでいく理由を無くす」という手段です。
この心構えを持つことが一つのリスクマネジメントになります。

ただし、畳む際にペグや重りを外そうとテントに近づく時が一番危険です。
しっかりと状況を見て判断する必要があります。
弊社のテント天幕には、すぐに骨組みから外せるよう『TOC加工』を採用しておりより安全策を取りやすくなっています。
テントの風対策:まとめ
風対策に有効な具体的な方法とまとめると…
- 定番かつ簡単「脚に重りをセットする」
- 玄人向き「ペグ&ロープ」
- 緊急時は「テントを畳む」
この3つが挙げられます。
重要なのは「テントは風で飛んでしまうことがある」という認識です。
- イベントテントは仮設の設置物
- イベントテントの設置場所は屋外
イベントテントを設置して風対策を一切しないというのは、来場者はもちろん、主催者や同じ出店者にもリスクを背負わせてしまいます。
もしこの特集記事をきっかけに、より風に対しての対策の知識や、テント設営時に吹く強風の危険性の認識を持っていただければ嬉しい限りです。
参加される全員が安心して楽しめるような安全なイベント運営になるよう、心から祈っています。